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片眼の猿―One-eyed monkeys 

2010年03月30日 ()
オススメの本の紹介 * 本・雑誌
片眼の猿―One-eyed monkeys (新潮文庫 み 40-2)片眼の猿―One-eyed monkeys (新潮文庫 み 40-2)
(2009/06/27)
道尾 秀介

商品詳細を見る

 個人的オススメ度:★★☆☆☆
 読んでほしい方:クラクラしたい方。
 読まない方がよい方:字面に惑わされる方。

 ■ネタバレしない程度のストーリー紹介
  盗聴専門の私立探偵・三梨。
  今のどでかい仕事は産業スパイ疑惑絡みの仕事。
  音・音・音・・・。

  その音は真実か? 真実・・・?

Open↓

[ポイント]
 単行本21頁目にて「うおっ!最初から読み返さねば!」と再読。
 そうだ、これは道尾作品だった。(´<_`  )
 シャドウのように読者のために親切に書かれた作品でもなく、
 向日葵のアノ感じ。くっそ。やられた!
 というテンションのまま結末へ向かいます。
 向日葵が嫌いな人にはオススメしません。

[内容と登場人物]
 私立探偵の三梨はいまの仕事のために、ある女性をスカウトする。
 常にサングラスをかけている冬絵。三日月のような赤い唇。

 依頼を受けた谷口楽器の仕事の最中に起きた殺人事件。
 犯人は? 真相は? 真実は? 真実とは・・・?

[感想]
 これは、また好き嫌いが分かれる作品でしょうねえ・・・。
 何と言うか、本領発揮の「強さ」路線全開で書かれてますが、
 またこれが受けつけない人や意味がわからない人もいると思う。

 軽く流して読めるという本ではなく、
  ひっかかっている部分があとからあとからじわじわやはり!
 と来るのは、やはり道尾作品ならではの一冊だと思います。


 最後の二行目。

  眼に見えているものばかりを重要視する連中に、俺は興味はない。


 うむ。全開でこれのみを書き綴った一作だと思います。オススメです。

[関連記事]
 ■シャドウ(2009/08/20 単行本発売)
 ■向日葵の咲かない夏(2008/07/29 単行本発売)

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[2010.03.30(Tue) 00:00] BOOK(小説)TB(0) | COM(0) see▼
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シャドウ 

2009年08月20日 ()
オススメの本の紹介 * 本・雑誌
シャドウ (創元推理文庫)シャドウ (創元推理文庫)
(2009/08/20)
道尾 秀介

商品詳細を見る

 

 個人的オススメ度:★★★★☆
 読んでほしい方:ミステリー大好きの方。

 ■ネタバレしない程度の内容紹介
  妻が死んだ。五年生の息子はどれくらい死を理解しているのだろうか。
  妻の死以来、よく眠れない。薬に頼るのはひさびさだ。

  母が死んだ。「人間は、死んだらどうなるの?」「いなくなって、それだけなの」
  母はあのとき何を想っていたのだろう。母の呼吸音。重なる映像。記憶。

Open↓

[ポイント]
 やってくれました。道尾氏のミステリーです。(´<_`  )♪
 これはもう読んでください。やっぱり注目株の作家さんだと思います。
 『向日葵の咲かない夏』が読みにくかった人でも読みやすい一冊。

[内容と登場人物]
 大学附属の病院に勤める洋一郎。妻が死んで以来、家族はふたりきりになった。
 息子の鳳介、親友の水城、恩師である精神科医の田地。

 小学五年生の鳳介。母が死んで以来、父とふたりだけの生活が始まった。
 幼なじみの亜紀、亜紀の母親である水城さん、ずっとずっと頼ってきた田地先生。

[感想]
 嗚呼・・・この人は、人を描くことに徹底したこだわりのある作家さんですね。
 『向日葵』で感じていた違和感の正体がおぼろげながらにわかりました。
 また再読しようと思いますが、道尾氏の描く人というのは“強い”のだと思う。
 それは悲しみのあまりの強さであったり、弱さのための強さであったりするのだろうけど、
 なんと言っても、その強さを支えているのは、誰かを守るための強さなのだと思う。

 大切な人を守るための強さ。自分自身を守るための強さ。

 けれども、常に強くいられるわけがなく・・・、
 だからこそ揺れてねじれてぐらぐら動く心理描写が出てくる。
 オススメの一冊でございます。

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[2009.08.20(Thu) 00:00] BOOK(小説)TB(0) | COM(0) see▼
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廃用身 

2009年08月10日 ()
オススメの本の紹介 * 本・雑誌
廃用身 (幻冬舎文庫)廃用身 (幻冬舎文庫)
(2005/04)
久坂部 羊

商品詳細を見る

 

 個人的オススメ度:★★★☆☆
 読んでほしい方:二十代~四十代の社会人の方。
 読まない方がよい方:青年期前の人、妊娠中の方、心身の健康が必要な方。

 ■ネタバレしない程度の内容紹介
  廃用 【はいよう】
  (1)用をなさなくなること。
  (2)長い間使わなかったために,器官や筋肉の機能が失われたり,萎縮(いしゆく)すること。

  「用をなさなく」なるのは、果たして身体か人か心か・・・。

Open↓

[ポイント]
 リアルです。医師が書いているだけあって、疾病部・治療の描写がリアルです。

[内容と登場人物]
 帰国したばかりの医師・漆原は、老人デイケアの仕事に応募する。
 老人医療と老人介護。介護現場の喜び・苦しみ・悲しみ。

 麻痺や拘縮、不随意運動のため思うようにならない四肢。
 漆原は画期的な新しい治療方法“Aケア”を実行する。もちろん患者の同意を得て。
 しかし・・・。
 その治療法はマスコミにゆがめられた形で注目されることになり・・・。

[感想]
 怖かった。読後感がひさびさに怖かった。でも一気に読んでしまった。
 そして、読み終えた後、フィクションであることに安堵した。妙な読後感。

 この本は個人的にはまざまざと描写が再現される小説でした。
 介護が必要な現場のその状況というのが、一部リアルに書かれているので、
 その感覚に引き込まれそうになるあたり、とても怖い。
 個人的には子どもたちの介助をすることも仕事では多くあるので、
 そのせいか、たぶん一般の人たちとはずれてるところもあると思う。
 基本、糞便ってのは何ら気にならないのですよ。(´<_`  )
 キレイになれば、気持ち良くなった子どもたちの顔を見て嬉しくなるし、
 食事や着替えの介助でも、その子自身が工夫して頑張っているのを見ると嬉しくなる。
 ただ、そのわたしの感覚はあくまでも青年期前の子どもたち対象であって、
 この小説に出てくる高齢者介護の現場のそれとは、また違うのだと思う。
 実際にそうした現場で働いてる人たちにとっては、違う意味の衝撃を与える小説だと思う。

 いやあ・・・しかし、これは読まない方がよい人もいるかと思います。
 購入を検討されている方は、ネットでレビューを調べましょう。

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[2009.08.10(Mon) 00:00] BOOK(小説)TB(0) | COM(0) see▼
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向日葵の咲かない夏 

2009年07月30日 ()
オススメの本の紹介 * 本・雑誌
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
(2008/07/29)
道尾 秀介

商品詳細を見る

 

 個人的オススメ度:★★☆☆☆
 読んでほしい方:奇妙な違和感のある読後感を味わいたい方。
 読まない方がよい方:オチがはっきりしない本は嫌いな方。
           読解力のない方。

 ■ネタバレしない程度の内容紹介
  クラスでいじめられているSくんとときどき遊ぶミチオ。
  僕はいじめなんて幼稚なことはしない。
  僕の妹のミカもそんなことしてないよね?って言うし。

  妹のミカは三歳でまだ小さいけれど、僕にいろいろ役立つことを教えてくれる。
  僕が困ったときにいろいろなアイデアをくれるし、
  僕が叱られたときにも後でこっそり守ってくれるんだ・・・。
  ミカがいれば、この世界は、きっと大丈夫・・・。

Open↓

[ポイント]
 この小説は好き嫌いが思いっきり分かれると思う。
 好きな人にとっては「これもまたあり」と思うだろうし、
 嫌いな人にとっては「この作家の本はもう読まねえよ!」と思うはず。
 まあそれくらいクセの強い一冊であります。
 ホラーファンタジーだと個人的には思います。何故このミス一位なのか不思議。

[内容と登場人物]
 小学生のミチオ。明日から夏休み。
 ときどき休んでいるSくんは終業式の今日も欠席。
 担任に言われて配付物を持っていくミチオが見たものはSくんの首つり死体だった。

[感想]
 という感じで物語は展開していくわけですけれど。(´<_`  )
 いやあ・・・これは好き嫌いがはっきり分かれる珍しい一冊だ。
 途中、
  ミ、ミカ?
  トコお婆ちゃんまで?
 といった具合に、ある意味予想通りの展開をしていくわけですが、
 後半部のミチオの家庭状況や背景に焦点が移ったときにはやりきれなくなった。

 自分を守る。守らないと壊れるから。

 個人的にはトコお婆ちゃんも“そうだった”のはちょっぴり残念ですが、
 徹底しているからこそ、ミチオの孤独が浮き彫りにできたのだとも思うし、
 だからこそ、ミチオが守っていた守るしかない世界の意味が伝えられるのだと思う。
 そんなわけで、この作家さんは個人的に只今注目中でございます。

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[2009.07.30(Thu) 00:00] BOOK(小説)TB(0) | COM(0) see▼
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迷宮百年の睡魔  

2009年04月10日 ()
オススメの本の紹介 * 本・雑誌
迷宮百年の睡魔 (新潮文庫)迷宮百年の睡魔 (新潮文庫)
(2005/05)
森 博嗣

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 個人的オススメ度:★★★★☆
 読んでほしい方:脳みそが転がりたい方。
         森博嗣はミステリ作家なのか?と思っている方。

 ■ネタバレしない程度のストーリー紹介
  ミチルが招かれた国。そこで起こる殺人事件。

  僕のボディはいつもこうだ。けれども、いつもどうにかなる。
  どうにかなってしまうのが人生そのものなんだ。たぶんね。

Open↓

[ポイント]
 個人的には、森博嗣の集大成はこのシリーズだと思う。(´<_`  )

 そして。
 できれば、この二冊を読んでみよう!という奇特な人がいらしたら、
 「すべてがFになる」「四季」、
 この五冊を後でも先でもよいので、読んでいただきたい!

 真賀田四季の空気感を崩れさせないまま表現しつくした森氏に脱帽。
 しかも、ちょっと人間味が出てきた四季がまた可愛い。
 コロコロと脳みそを転がせたい方にはオススメです。難解ではありません。

[内容と登場人物]
 西暦2113年。サエバ・ミチル。パートナのロイディ。
 エネルギー革命の結果、人類は莫大なエネルギーを手に入れた。
 個々のコミュニティが自由と独自性の名の下、
 小さな国々が世界中の至るところにある世界。

[感想]
 なんと言ってもロイディが素敵です。やっぱり主役はロイディだろとすら思う。
 しかしパトリシア(!)も素敵なのですよ。可愛いとすら思う。愛らしい。

 女王メグツシュカはその名の通りに不思議な人で<ネタは伏せます
 そして可愛らしさとユーモア溢れる素敵な女性だと思う。

 人が人であることって、こんなに簡単なことなんだ。
 というのがわたしの感想ですが、だいぶずれていると思います(自覚)。
 「難しかった」「よくわからなかった」というレビューがあるようですが、
 これ単体ではわかりにくい部分もあるとは思うけれども、
 でもわかると思うなあ・・・。(´<_`  )

 ちなみに、わたしは「F」「百年」「四季」の順番に買いました。
 この順番でも十分わかりましたが(と思っているのですが)、
 「F」「四季」「百年」の順番の方がよりわかりやすいかもしれません。
 表紙がとても綺麗なので、プレゼントにもどうぞ。オススメです。

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[2009.04.10(Fri) 00:00] BOOK(小説)TB(0) | COM(0) see▼
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女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN 

2009年03月30日 ()
オススメの本の紹介 * 本・雑誌
女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫)女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫)
(2004/01)
森 博嗣

商品詳細を見る

 個人的オススメ度:★★★☆☆
 読んでほしい方:脳みそが転がりたい方。
         そう言えば昨日もすべてがFだった。

 ■ネタバレしない程度のストーリー紹介
  森博嗣は最初からここを考えていたのか?
  美しい女王。美しい楽園。美しい街。
  美しさだけで世界は満たされることが可能か?

Open↓

[ポイント]
 「すべてがFになる」「四季」。
 この五冊を読んでいなくても十分OKです。
 でも、文体が受けつけない人がいるかも。(´<_`  )森氏の進化過程なので
 そして、これは二部構成なのです。続きはひとつ上のエントリーで。
 コロコロと脳みそを転がせたい方にはオススメです。

[内容と登場人物]
 サエバ・ミチル。パートナのロイディ。
 ボディの内側に刻まれた人間としてのプログラム。欲望。希望。願い。

 衛星の誤作動により不時着したところは、不思議な街だった。
 神に招かれたミチル(とロイディ)。ここは神がいる街なのか?
 
[感想]
 なんと言ってもロイディが素敵です。主役はロイディだろとすら思う。
 これコミック化あるいはゲーム化したら売れると思うなあ・・・。
 と思っていたら、もうされているのですね。スズキユカで検索を。

 たぶん、好き好きがあるだろう思います。(´<_`  )
 森ファンなら大好きになる一冊だろうけれども、
 そうでない人にとっては「???」となる可能性大。
 ともあれ、もうひとつ上のエントリーもどうぞ。

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[2009.03.30(Mon) 00:00] BOOK(小説)TB(0) | COM(0) see▼
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奪取 

2008年07月20日 ()
オススメの本の紹介 * 本・雑誌
奪取〈上〉 (講談社文庫)奪取〈上〉 (講談社文庫)
(1999/05)
真保 裕一

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 個人的オススメ度:★★★★☆
 読んでほしい方:長い夜にハマる本を読みたい方。
         長編へっちゃらの活字中毒の方。

 ■ネタバレしない程度のストーリー紹介
  雅人の借金を返済するために道郎が考えたこと。
  それは紙幣判別機のみを騙す偽札を作り上げること。

  手塚道郎・保坂仁史・鶴見良輔と名を変えながら、
  機械だけでなく人すらも騙せる本物の偽札作りに挑んでいく。
  但し騙すのは悪人だけ。

Open↓

[ポイント]
 ちょっとばかり古い本です。今読むと余計に感じてしまうかも。
 それでもオススメしたい一冊(もとい二冊。わたし上下巻を持ってます)。

 かなり長いです。さくさく読みたい方は避けた方がよいかも。
 活字中毒の方で、まだ読まれていない方。これからの夜長にどうぞ。
 
[内容と登場人物]
 手塚道郎にとっては自販機もゲーセンの機械もATMも似たようなもの。
 人の目にはガラクタにしか見えないモノでも、
 機械の目ごとき簡単に騙せる。今日もちょちょいと小銭を稼ぐ日々。
 そんな折り、親友の雅人がラチられた。
 1260万という膨大な借金を背負って・・・。
 小銭稼ぎじゃ追っつかない。何かでかいことをしなければ。

[感想]
 下巻はこちら。
奪取〈下〉 (講談社文庫)奪取〈下〉 (講談社文庫)
(1999/05)
真保 裕一

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 子どもの頃に、自販機などで飲み物を買うと、
 なんでかオモチャみたいなコインがお釣りに出てくることがありました。
 それもしばしばあったので、なんだろこれ?と思っていた小学生の頃。
 (ええ、そんな純粋な時代がわたしにもあったのです)
 小学生高学年の頃に「ああ、これは偽物なんだ」となんとなくわかり、
 機械はどこで判別してどこで騙されてるんだろう・・・とぼんやり思いつつ、
 なんとなく使わずに大事に置いてたりしました。(´<_`  )<どっか行ったけど
 周辺のぎざぎざがあるわけでもなく、裏表にぬめっとした膨らみがあるだけ。
 機械って単純なのだなあ・・・と子ども心に思ったものです。
 (1970年代の話しなので、今の自販機だったら無理だと思う)

 でまあ、この作品。ほぼ十年前ということで、
 内容的には古い部分もあるのだけれど、技術面を知るのが小説じゃない。
 人だ人。すべて人の物語。と言うわけで、この一冊はオススメです。


 真保氏の本と言うと「読みにくい」という印象を与えるかもしれません。
 こんな風に紹介しているわたしも、最初は「読みにくそうだなあ」と思いました。
 それでも相方に、
  「最初の数頁さえこなれたら、後は嵌まるから!」
 と勧められ読みましたです。
 『ホワイトアウト』しかり、『朽ちた樹々の枝の下で』しかり、
 『トライアル』しかり・・・。うむむむむ。恐るべし真保氏。

 文体が合わない・読みにくそうと思われてる方。
 最初の五頁でいいです!そこが抜ければ嵌まること間違いないです。
 オススメでございます。ちなみに上下巻の方がお得です。ハイ。(´<_`  )

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[2008.07.20(Sun) 00:00] BOOK(小説)TB(0) | COM(0) see▼
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