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優しさとしての教育
![]() | 優しさとしての教育 (新潮文庫) (1991/03) 灰谷 健次郎 商品詳細を見る |
個人的オススメ度:★★☆☆☆
読んでほしい方:将来子どもにかかわろうしている方。
ずばり大学一、二年生の方。
■ネタバレしない程度の内容紹介
将来、先生になろうとしている女子大生の手紙から始まります。
ヒトが人として生きていくのに、何が必要なのだろう?
「そんなことじゃ将来困るわよ」
「オトナになったら、ろくな人間にならんよオマエは」
などなど、実際にわたしもオトナ(特に教師)から言われてきたのですが、
ろくな人間ってのが人の心をつぶす人間のことなら、
そんな人間になるなんて、こっちから願い下げ。
故・灰谷氏の本で思い出すのが、学生時代のある知人のこと(後述)。
この人の作品には強烈な強力なエネルギーがあって、
それは「絶賛」「称賛」「批判」「侮蔑」などいろいろな評価を引き起こす。
これは、作品として、ある意味すごいことだよなと思う。
[内容と主要人物]
この本は、故・灰谷氏のエッセイです。
「子どもが育つ」「子どもが生きる」ことが書かれていまして、
その周りのオトナに対する厳しい視線とともに、
我々オトナにできることは何だろうか、ということが書かれています。
[感想]
灰谷健次郎と言えば、学生時代にある知人が、
「この人、たかだか数年しか教師してないのに、
現場のこと知ったかぶって、いろいろ書いてるエセでしょ?」
と言ったのをきっかけに貪るように読んだのが始まりでした。
出会ったこともない人にあそこまで憎しみに近い感情を顕にできることに、
珍しいなあ・・・まだ若いのに頭がカタイなあ・・・と思っていたわたし。
たぶん、両親が教師だったというのは関係ないと思うのだけど。
(ん? 実はめちゃくちゃ関係あるのかな?)
その知人が一番侮蔑の表情で酷評していたのが、「兎の眼」。
現在、彼女とはやりとりしてないですが>ただの知人だったので
卒業後は中学校の教師になった模様。どこかで会うかもしれんな。
話しを戻すと。
個人的に、すごく衝撃を受けたのですね、彼女の表情に。
でもって、その後何冊か読むにつれ、
灰谷健次郎は二十年近く教職についていたことや、
いろいろな活動(善し悪しはさておく)をしていたことなども知ったのですが。
個人的には、この著者の作品は全体を通して、嫌いではありません。
と言うより、好き嫌いというのを遥かに越えたところで、
「本当に子どものことを見ることができているのか?」
と問われているように、どの本を読んでも思います。
最近、学生さんと出会うことが多いのですが、
ピチピチドキドキしながら子どもたちとかかわっている学生さんを見て、
ふとこの本を思い出したので、春ですし、(´<_` )
stack掲載しようと思いました。
将来子どもたちとかかわろうとしている方、オススメでございます。
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