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「心理学・臨床心理学「わたしのこの五書」」 

2008年04月30日 ()
オススメの本の紹介 * 本・雑誌
psy-pubさんのblog「心理学の本(仮題)」にて、
以下の企画がされておりまして。

 【緊急アンケート】心理学・臨床心理学「わたしのこの五書」【投稿ウェルカム】

心理屋でも心理職でもないわたしなのですが、(´<_` ;)
お声をかけていただいたので、こっそり回答してみます。ホントこっそり。
Open↓


■■■「心理学・臨床心理学「わたしのこの五書」」■■■

名前(URL(あれば)):
HN:moo(発達臨床庵 moody cafe(週末競馬blog))

■Q0.あなたの現在の専門領域ないし現在最も関心のある事柄を教えてください (差しさわりのない範囲で構いません):
□A0.最も関心があるのは発達全般。個人差を視野に入れた発達の核を促進する支援方法の確立。



■Q1.あなたの現在の専門領域ないし現在最も関心のある事柄に関する至高の一冊(あるいはこの領域において普遍的に価値があると思う自分にとっての絶対的名著を一冊)を挙げてください(マニアック可。和書でも洋書でも可)。
□A1.専門領域における至高の一冊を絞るのは難しいのですが、
    発達臨床分野に来ようと思っている学生さんは是非という本を。


 ○専門書:Interpreting Disability: A Qualitative Reader
     (Philip M. Ferguson, Dianne L. Ferguson, Steven J. Taylor)
      入り口本としては不適本。けど発達本としては適本。

Interpreting Disability: A Qualitative Reader (Special Education Series)Interpreting Disability: A Qualitative Reader (Special Education Series)
(1992/04)
Philip M. Ferguson、Dianne L. Ferguson 他

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 ○専門書:発達障害の早期支援―研究と実践を紡ぐ新しい地域連携(大神英裕)
      そしてこちらの本は「発達障害」と言いながら、
      本格的な「発達臨床心理学研究」の一冊でございます。読まんと人生損。

発達障害の早期支援―研究と実践を紡ぐ新しい地域連携発達障害の早期支援―研究と実践を紡ぐ新しい地域連携
(2008/02)
大神 英裕

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■Q2.あなたにとっての,心理学・臨床心理学の専門書以外で,人生で至高の一冊を挙げてください(異分野の専門書,マンガ,小説,エッセイ,映画,TV,アニメなんでも可)。
□A2.この質問、一番悩みますね・・・。えらいこと挙げられるし。
    悩みながら絞れなかったので、複数冊挙げてみる。


 ○小説:生きることに○×はない(戸井田道三)
     小学生のときに読んだ一冊。ぽたぽたと心に落ちました。
     故・戸井田氏は能楽の評論家のようですが、この本は自伝風エッセイな感じ。
     その後、落語や神話や伝記に嵌まっていく小学生時代のわたし。

生きることに○×はない (のびのび人生論 5)生きることに○×はない (のびのび人生論 5)
(1978/01)
戸井田 道三

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 ○小説:広島に原爆を落とす日(つかこうへい)
     中学生のときに読んだ一冊。読んだ時期が早すぎたのかも。
     とんでもない衝撃を受けました。いやフィクションなのですがね。
     人の奥底に眠る感情や歴史の背景に横たわる物語に、
     目を向けるきっかけになったのはこの一冊だと思います。

広島に原爆を落とす日広島に原爆を落とす日
(1986/12)
つか こうへい

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 ○画集:ダリ(Christopher Masters)
     中高生のときにダリに嵌まりました。今も好き。
     世の中には「天才」が存在するのだと知ったあの美術の時間。
     まったりお手ごろ価格でこちらの本もオススメなので挙げてみる。
     神話から美術、古典に移行しながら趣味で油絵を描く高校時代のわたしの図。

ダリ (アート・ライブラリー)ダリ (アート・ライブラリー)
(2002/02)
クリストファー マスターズ

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 ○漫画:天―天和通りの快男児(福本伸行)
     福本氏の絵柄が平気で麻雀に抵抗がなければ、是非。
     アカギが有名なのだけど、やはりここから読まんとね、マヂでオススメ。
     麻雀漫画の中で「生きる」ことを描いているのが福本氏。
     ここらへんからギャンブル街道の端っこを歩む大学生になるわたし。

天―天和通りの快男児 (1) <br />(近代麻雀コミックス)天―天和通りの快男児 (1)
(近代麻雀コミックス)

(1989/08)
福本 伸行

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 ○小説:テロリストのパラソル(藤原伊織)
     ハードボイルドと男臭さが気にならなければ、是非。
     ご冥福を心よりお祈り申し上げます・・・。
     故・藤原氏の本は、結局ここが原点で伊織ワールドが展開されます。
     吾兵衛でホットドッグをつまみたくなるのが常だった院生時代のわたし。

テロリストのパラソルテロリストのパラソル
(1995/09)
藤原 伊織

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■Q3.あなたが,いまの専門分野に入ったきっかけになった・転機となった(大げさにいえば運命を変えた)一冊,あるいは,これから入ってくる人たちにお薦めしたい一冊を挙げてください。
□A3.転機になった一冊がなかったのでオススメの一冊を。


 ○専門書:Critical Thinking About Research:
      Psychology and Related Fields(Julian Meltzoff)
      院生のときに面白可笑しく読んでいた本。
      英語自体は平易なので、学部のときに輪読してもよいかもしれん。
      初っぱなからぴしゃぴしゃ辛口なツッコミを入れているところがナイス。
      うきょっ!というツッコミは、マイ師匠を思い出したりもする。(´<_`  )

Critical Thinking About Research: Psychology and Related FieldsCritical Thinking About Research: Psychology and Related Fields
(1998/01)
Julian Meltzoff

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■Q4.心理学ないし臨床心理学に関連する諸分野(精神医学,身体医学,脳科学・神経科学,生物学,社会学,哲学,宗教学などなんでもOK)において,この分野に必須の知識を提供する,あるいは広く読まれるべきと思う,あるいは純粋に面白いと思う,一冊を挙げてください。
□A4.広く読んでもらいたいとずっと思っている一冊。


 ○専門書:Deinstitutionalising Women: An Ethnographic
      Study of Institutional Closure(Kelley Johnson)
      自分はエスノグラフィ屋ではないのですが、
      これほどまでに人間の姿をまざまざと描写することができるのか!
      と衝撃を受けた一冊。衝撃を受けすぎて、
      エスノグラフィに手を出せないまま現在に至る。

Deinstitutionalising Women: An Ethnographic Study of Institutional ClosureDeinstitutionalising Women: An Ethnographic Study of Institutional Closure
(1998/10)
Kelley Johnson

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■Q5.心理学ないし臨床心理学の研究を学ぶ上で役に立つ,論文の執筆,研究法,統計学,研究計画,倫理,語学などについての,これはと思う一冊を挙げてください。
□A5.よく考えたらQ3の本はここなのか? (´<_` ?)


    このQ5は実はすごく深い意味があるのだろうなあと思います。
     「研究を学ぶ上で役に立つ」
    これだけで本が何冊でも書けそうだもんなあ・・・。
    個人的には、どんな本もどんな経験もどんな人との出会いもすべて、
    研究上・臨床上・生活上のあらゆるところに意味を与えていると思います。

■最後に一言(あれば): psy-pubさん。
 書いてるうちにあっちこっち、行ってしまいました。
 そして、真剣勝負でぶつかってしまいました。
 すみません。企画のまとめ等、お疲れさまでございます。
 よい連休をお過ごしくださいませ。ではでは。


 さらに一言追加。ここだけここだけ。(´<_`  )
 cafeは手抜きだったり怒りまかせだったりで書くのが多いので(ぇ
 今回はstackから結構真剣に考えて書いてみました。
 「発達臨床」というワードを聞いて、
 「発達心理?」「発達障害?」と勘違いしている初学者の方。
 もしくはそのように指導されてしまっている初学者の方。

  『ああ・・・そうか、これが私が考える発達臨床だ』

 と心から思えるあなただけの切り口があると思います。人に合わせる必要なし。
 そして、あなたの切り口もあの人の切り口もわたしの切り口も、
 すべてがすべてつながってます。
 そう思うとなんだか不思議な幸せな気持ちになりませんか? うふ。

 それにしても、人に勧める本って難しいですね・・・。
 今まで紹介していなかったのは、ちょっとマニアックだからという理由です。
 でも本気で発達臨床分野に来たいと思っている学生さんには、
 上記の本(Q2除く)は必読かしらんというところで選んでみました。

 個人的には好きな本ばかりなのですが、
 さて、赤の他人様に勧めるとなると真っ先に勧める本ではないと思います。
 でも、本格的に発達臨床に来ようとしている学生さんには勧めると思いますです。ハイ。

 

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[2008.04.30(Wed) 00:00] BOOK(企画)TB(1) | COM(0) see▼
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優しさとしての教育 

2008年04月20日 ()
オススメの本の紹介 * 本・雑誌
優しさとしての教育 (新潮文庫)優しさとしての教育 (新潮文庫)
(1991/03)
灰谷 健次郎

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 個人的オススメ度:★★☆☆☆
 読んでほしい方:将来子どもにかかわろうしている方。
         ずばり大学一、二年生の方。

 ■ネタバレしない程度の内容紹介
  将来、先生になろうとしている女子大生の手紙から始まります。
  ヒトが人として生きていくのに、何が必要なのだろう?

  「そんなことじゃ将来困るわよ」
  「オトナになったら、ろくな人間にならんよオマエは」
  などなど、実際にわたしもオトナ(特に教師)から言われてきたのですが、
  ろくな人間ってのが人の心をつぶす人間のことなら、
  そんな人間になるなんて、こっちから願い下げ。

Open↓

[ポイント]
 故・灰谷氏の本で思い出すのが、学生時代のある知人のこと(後述)。
 この人の作品には強烈な強力なエネルギーがあって、
 それは「絶賛」「称賛」「批判」「侮蔑」などいろいろな評価を引き起こす。
 これは、作品として、ある意味すごいことだよなと思う。

[内容と主要人物]
 この本は、故・灰谷氏のエッセイです。
 「子どもが育つ」「子どもが生きる」ことが書かれていまして、
 その周りのオトナに対する厳しい視線とともに、
 我々オトナにできることは何だろうか、ということが書かれています。
 
[感想]
 灰谷健次郎と言えば、学生時代にある知人が、
 「この人、たかだか数年しか教師してないのに、
  現場のこと知ったかぶって、いろいろ書いてるエセでしょ?」
 と言ったのをきっかけに貪るように読んだのが始まりでした。
 出会ったこともない人にあそこまで憎しみに近い感情を顕にできることに、
 珍しいなあ・・・まだ若いのに頭がカタイなあ・・・と思っていたわたし。
 たぶん、両親が教師だったというのは関係ないと思うのだけど。
 (ん? 実はめちゃくちゃ関係あるのかな?)

 その知人が一番侮蔑の表情で酷評していたのが、「兎の眼」
 現在、彼女とはやりとりしてないですが>ただの知人だったので
 卒業後は中学校の教師になった模様。どこかで会うかもしれんな。

 話しを戻すと。
 個人的に、すごく衝撃を受けたのですね、彼女の表情に。
 でもって、その後何冊か読むにつれ、
 灰谷健次郎は二十年近く教職についていたことや、
 いろいろな活動(善し悪しはさておく)をしていたことなども知ったのですが。
 個人的には、この著者の作品は全体を通して、嫌いではありません。
 と言うより、好き嫌いというのを遥かに越えたところで、
 「本当に子どものことを見ることができているのか?」
 と問われているように、どの本を読んでも思います。

 最近、学生さんと出会うことが多いのですが、
 ピチピチドキドキしながら子どもたちとかかわっている学生さんを見て、
 ふとこの本を思い出したので、春ですし、(´<_`  )
 stack掲載しようと思いました。
 将来子どもたちとかかわろうとしている方、オススメでございます。

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[2008.04.20(Sun) 00:00] BOOK(随筆)TB(0) | COM(0) see▼
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日本人の英語 

2008年04月10日 ()
オススメの本の紹介 * 本・雑誌
日本人の英語 (岩波新書)日本人の英語 (岩波新書)
(1988/04)
マーク ピーターセン

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 個人的オススメ度:★★★★☆
 読んでほしい方:基本的に英語に興味のある方。
         論文書く機会の多い方。

 ■ネタバレしない程度の内容紹介
  今までほのかに疑問があった英語に出てくる独特の表現。
  それらに対して「おお!そうだったのか!」と思うこと間違いなしです。
  高校生・大学生の方にこの春に読んでほしい一冊でございます。
  

Open↓

[ポイント]
 「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」
 というサイトのこの記事にて取り上げられていたので、
 それに便乗してしまってついでに日付を埋めてしまおうなどと、
 腹黒く思いながら更新してしまってるのは横に置いといて。

 この本はいい本ですね。どうして買ったのかよく覚えてませんが(オイ
 学生時代に塾や予備校のバイトが、英語講師メインのときがあり、
 自分でもいまひとつ理解できていなかった冠詞や数詞、
 英語独特の表現などを教えるときに役立った記憶があります。

 でまあ、その後修論書いたり論文書いたりするときにも、
 役立つとは思っていなかったわけで。(´<_`  )<本の縁ってすごいね
 
[内容]岩波新書より。
 「冷凍庫に入れる」はput it in the freezerなのに
 「電子レンジに入れる」だとput it in my microwave ovenとなる.
 どういう論理や感覚がこの英語表現を支えているのか.
 著者が出会ってきた日本人の英語の問題点を糸口に,
 従来の文法理解から脱落しがちなポイントをユーモア溢れる例文で示しつつ,
 英語的発想の世界へ読者を誘う.


[感想]
 うん。この本は学部時代に読んでおくとよいかも。
 あと、高校生で英語の好きな人にもオススメかも。
 わたし中学のときって英語全然ダメだったのですよね。
 (あー、授業抜け出してたとかちょっと放置しといてね)
 長文はなんとか読める。リスニングもなんとかできる。
 でも、文法が「be動詞」からさっぱりわからん状態でして。
 中学三年のときの塾の先生と中学校の英語の先生から、
 「ああ、英語が苦手というより、言語感覚がちと変わってるからだよね」とか、
 「だから、本読むつもりのような気軽な感じになればきっと得意になるよ」とか、
 言われまして、おお・・・そういうもん?と勉強し始めた中三のわたし。


 ・・・今思えば うまいこと持ち上げられてただけな気がする>(´<_`  )

 けど、そのおかげもあって、
 わたし高校生のときは一番英語が好きになったのですよ。
 「あ。言語って楽しい。それにすごく不思議」というのをしみじみ感じてました。
 選択授業なんてオール英語とってましたもん。どんだけ英語好きなの。
 で、話しを戻すと、この本の続編もよいのですよ。

続・日本人の英語 (岩波新書)続・日本人の英語 (岩波新書)
(1990/09)
マーク ピーターセン

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 オススメでございますです。ハイ。


 で、春なのでまったり雑感なども綴ります。~~-y(´<_`  )
 さっきのサイトにもいろいろな本が取り上げられてますが、
 本に巡り合えるって、そのこと自体すごく不思議な縁を感じます。

 子どもの頃から、本を読むことだけは好きだったのですが、
 かと言って、読んでる本の数は多いかというとそうではない。
 小学生の頃まではぎりぎり自伝系ぐらいは読んでいたけれど、
 中学生になったらもう読まなくなるし>漫画が増えるからね
 かといってどういう本がよい本なのかってことすら知らん。
 でまあここから、上にも書いた英語の先生の話しにつながるのですが。

 いわゆる世界名作劇場系というのは、小学生の頃にすでに読み切ってたのですが、
 それらの英語の本を何冊も英語の先生に貸してもらったのですね。
 「本読むのが好きなら大丈夫だろうし、知ってる内容だから読みやすいと思うよ」
 と言われまして。
 be動詞何それ?んまいの?状態だった中三のわたしでしたが、(´<_` ;)
 長文読むこと自体は抵抗なくなりました。
 まあ貸してもらった本の文法レベルも中三レベルでしたしね。
 その後、なんとか高校に入ることができたわけなのですが、
 入学したばかりの頃というのは、
 「先生たちが勧める一冊」というのが最初の授業で言われるのが、
 うちの高校の習慣みたいなものだったのです。
 で、その当時の先生方の中で、
 現社の先生と古典の先生と化学の先生が特に変わった人たちでして。
 本について語り始めると熱い・・・。
 ってか、授業そっちのけになってんじゃないか?ってぐらい熱い。
 ああいう授業も好きだったので聞き入るわたしの図。
 そういった先生方が勧めてくれたりあるいは批判している本を、
 図書室で借りて読むのが大好きでした。
 なので、古典的な本とか哲学系の本とか思想系の本の有名どころだけは、
 読んでいることになってしまってる(頭に残ってるかはこの際置いとく)。

 けど、これって年取ってから、ホントありがたいことだなあと思うのですね。
 「タイトルは知ってるけど、読んだことないんだよなあ」
 と言う人が多いということを、二十歳越えてからはじめて知りましたし。
 あのときの先生方、この場を借りてありがとうございました!です!

 さて、大学に入ると自分の食指の動くものばかりに目が向いてしまいます。
 これはこれで非常にマニアックでよいのですが(と思ってるのですが)、
 cafeにも書きましたけど、大学時代にも先生はおるわけで。
 「この前読んだ本でさあ、これなかなかいいよ」とかですね、
 「ああ、僕が学生のときに読んでたのでオススメはこれかな」とかですね、
 そういう本も片っ端から読んでいったわたし。
 これもまた年取ってから、そのありがたさがわかるのですよ。しみじみと。

 春ですよ。
 いい人に巡り合えますように。
 いい本に巡り合えますように。ではでは。

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[2008.04.10(Thu) 00:00] BOOK(随筆)TB(0) | COM(0) see▼
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発達障害の早期支援―研究と実践を紡ぐ新しい地域連携 

2008年03月30日 ()
オススメの本の紹介 * 本・雑誌
発達障害の早期支援―研究と実践を紡ぐ新しい地域連携発達障害の早期支援―研究と実践を紡ぐ新しい地域連携
(2008/02)
大神 英裕

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 個人的オススメ度:★★★★★
 読んでほしい方:ずばり発達臨床現場の専門家の方。
         発達臨床に興味のある方。
         大神先生の個人的ファン。

 ■ネタバレしない程度の内容紹介
  ああもう!ネタバレ上等で紹介させていただきますよ!
  あの「糸島プロジェクト」についてまとめられています。
  やばいわこの本は・・・。どの頁にも無駄がない。
  なんつう恐ろしい本なんだ・・・。
  というわけで、専門書初の五つ星でございます。

Open↓

[ポイント]
 発達臨床家なら誰もが心に留めてきた「共同注意」。
 二項関係、三項関係へと変化していく子どもたちの相互作用。
 もうとにかく読むしかない。
 ちなみに発達心理の基礎のない人には、
 ある意味でわかりにくい一冊かもしれん。
 発達臨床の専門家を自負するなら是非お手元に!

[内容]
はじめに
 1 発達障害を巡る施策と研究の動向 問題の背景
 2 共同注意を軸とした社会的認知の発達過程
 3 地域連携の実践に向けての端緒 研究の目的と方法
 4 共同注意の定型発達過程
 5 ハイリスク乳幼児のスクリーニング 
 6 親子教室・発達支援相談・個別療育による早期対応 発達支援の実践I 
 7 地域連携による移行問題への対応 発達支援の実践II
 8 研究と実践をつなぐ地域連携体制の今後の課題
◇発達の予兆を読む 糸島プロジェクトの奇蹟
 引用・参考文献
 資料 1. 縦断調査チェックリスト
    2. CHATのチェックリスト
    3. M-CHATのチェックリスト
    4. 成長記録ファイル
    5. 就学児用チェックリスト
    6. 関連する法令,通知等
おわりに

[感想]
 ひっっさびさに巡り合えた良書。
 心から「大神先生、まとめてくださってありがとうございます」と言いたい。

 いやあ・・・「9ヶ月の奇跡」ってとても気になるワードなのですが、
 どうにもこうにも抽象論に流れちゃう場合もあってですね、
 関連論文なんぞを読むと、
 「えーと、チミは新しい理論構築をしたいだけなのか?」とかですね、
 「何十人と対象児集めた割りには、
  一人ひとりの子どもに絶対あったはずの変化を見落としてんじゃないの?」とか、
 よく思ってたのですが、さすが大神先生でございます。
 スクリーニングされた子どもたちの人数は確かに少ない。
 なんせ新しい地域支援が、今模索されている最中なのだから。
 でもね、一人ひとりの子どもたちの変化をきちんと追い続け、
 そのときそのときに必要な支援が検討され、
 実際に地域支援という形で実を結んでいる。これはとんでもないことだ。
 わたしは、この糸島プロジェクトが「就労」「社会生活」段階に入るまで、
 (乳児だった子どもたちは、ただいま小学校低学年でございますよ)
 十年・二十年と見守り続けていきたいと思います!
 やっぱりこの時期の発達過程を追い続けてきたことは間違いじゃなかったあ!
 と、発達臨床現場の人が読まれたら、わたしと同じ感想をもたれるかと。

 ちなみに、この糸島プロジェクトですが、
 他地域は形だけを真似するのは芸がないと思います。
 行政から下りてきたものしかしないのと同義なくらいに芸がない。
 それぞれの地域にはそれぞれの特徴や背景がありますからね。
 でも裏返して考えると、
 それぞれ地域には「その地域だからできる支援体制の構築」があるということ。

 とにかく読んでくださいませ。読まんと人生損してますよ。オススメでございます。

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[2008.03.30(Sun) 00:00] BOOK(専門)TB(0) | COM(0) see▼
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心理学の本(仮題) 

2008年02月10日 ()
[あいさつ]
こんばんは。moo@書棚管理人でございます。
0日更新にしても追いつかないとはこれ如何に。
というわけで、今回はがんがん更新されているpsy-pubさんのblogをご紹介。

 ■心理学の本(仮題)

psy-pubさん。ホニャララリンで素敵な御方です。
ひっさびさにリアルでもお出会いしたいわあと思った方。
psy-pubさんのblogでも、良本が紹介されています。
ご堪能くださいませ。ではまた〜。
[2008.02.10(Sun) 00:00] About this stackTB(0) | COM(0) see▼
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ピアノの森 

2008年01月30日 ()
オススメの本の紹介 * 本・雑誌
ピアノの森―The perfect world of KAI (1) (モーニングKC (1429))ピアノの森―The perfect world of KAI (1) (モーニングKC (1429))
(2005/04/14)
一色 まこと

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 個人的オススメ度:★★★★☆
 読んでほしい方:大切なものを見つけたい方。
         大切なものを今ももっている方。

 ■ネタバレしない程度のストーリー紹介
  森の端と呼ばれる下町に生まれた一ノ瀬海。
  彼のお気に入りは森のピアノ。
  辛いこと悲しいことがあったときは、
  いつもピアノのところに行く。
  まるで抱きしめられたいかのように。

Open↓

[ポイント]
 この漫画は5巻ずつぐらいをまとめ読みして、
 はじめて良さがわかる本だと思います。
 でも、タッチの好みが激しくわかれそうな感じもします。
 そのあたり要チェックの上で購入を。

[内容と登場人物]
 母子ふたりだけで森の端で生きている一ノ瀬海。
 森の端で生まれたということは、森の端で生きるということ。
 子ども心にそれを受け容れながら、
 それでもどうしてもやりきれないときは、森のピアノに会いに行く。

 ピアニストの父をもつ雨宮修平。
 誰もが彼の才能を誉め、誰もが彼に期待する。
 そして、
 誰もが望む人生を歩まなければならないと感じている。

 対照的なふたりがピアノを通じて成長していく様子を描いている作品。

[感想]
 一ノ瀬海・通称カイが成長していく様が素敵。(´<_`  )♪
 自由奔放。したいことはとことんする。
 思春期あたりのカイの男前っぷりがイイ!
 雨宮修平・通称アマミヤが苦悩しながらも、
 壁に正面からぶつかっていく様も素敵。(´<_`  )♪
 押しつぶされそうな呑み込まれてしまいそうなプレッシャーに、
 きちんと向かっていけける男前っぷりがイイ!
 
 このふたりの成長記録作品ですね(なんと短いまとめなんだ)。

 ガラスの仮面のマヤと亜弓のピアノバージョンか(ぇ
 最新刊は4/23発売予定です。
 オトナ買い推奨の作品です。オススメ。

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[2008.01.30(Wed) 00:00] BOOK(漫画)TB(0) | COM(0) see▼
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Q&A脳外傷 第2版 

2008年01月20日 ()
オススメの本の紹介 * 本・雑誌
Q&A脳外傷 第2版―高次脳機能障害を生きる人と家族のためにQ&A脳外傷 第2版―高次脳機能障害を生きる人と家族のために
(2007/02)
日本脳外傷友の会

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 個人的オススメ度:★★★★☆
 読んでほしい方:医療系、発達系、教育系の専門家の方。

 ■ネタバレしない程度の内容紹介
  ネタバレしなきゃならんだろ!>moo

  ご家族の方のための一冊です。
  脳外傷の説明から、
  実際のリハビリ・生活までが一問一答形式で書かれています。

  高次脳機能障害の方やご家族にかかわる方にも読んでいただきたい一冊。

Open↓

[ポイント]
 Q&A方式で書かれています。
 個人的にはリハビリの内容や支援システムに、
 もちょっと紙数を割いてほしかった気もするけど、
 たぶん、高次脳機能障害関係の本の中では一番わかりやすい一冊。
 (学術的な意味ではなく、実際的な意味において。↑それが大事)
 高次脳機能障害に関する事柄が平易に書かれています。

[内容]
 第1章 脳外傷とは何か
 第2章 医療と社会保障
 第3章 リハビリ・家族
 第4章 世界の状況

[感想]
 数年に一度ぐらいの頻度で、
 高次脳機能障害の子どもたちとかかわります。
 はじめてかかわった人は、もう何年前だろう。
 「高次脳機能障害」という用語すらない頃でした。
 もちろんこういった本すら出ていませんでした。
 現在は、

知られざる高次脳機能障害―その理解と支援のために知られざる高次脳機能障害―その理解と支援のために
(2002/10)
松崎 有子頭部外傷や病気による後遺症を持つ若者と家族の会

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 こういった本も出ていますし、
 その他、最近親御さんが読まれた本では、こちら。

神様、ボクをもとの世界に戻してください -高次脳機能障害になった息子・郷神様、ボクをもとの世界に戻してください -高次脳機能障害になった息子・郷
(2006/08/09)
鈴木 真弓

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 こちらの本を読んで「頑張っていこうと思った」とおっしゃっていました。

 わたしが主にかかわるのは、
 幼児期・学齢期・思春期・青年期前あたりですが、
 その時期の人たちとかかわる専門家にも読んでいただきたいと思います。
 オススメです。

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[2008.01.20(Sun) 00:00] BOOK(専門)TB(0) | COM(0) see▼
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ぼくらの 

2008年01月10日 ()
オススメの本の紹介 * 本・雑誌
ぼくらの~alternative 1 (1) (ガガガ文庫 お 1-1)ぼくらの~alternative 1 (1) (ガガガ文庫 お 1-1)
(2007/05/24)
大樹 連司; 鬼頭 莫宏

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 個人的オススメ度:★★☆☆☆
 読んでほしい方:SFモノが平気な方。
         残酷系も平気な方。

 ■ネタバレしない程度のストーリー紹介
  自然学校に参加した子どもたちの前にあらわれたココペリ。
  「ロボットを操作して地球を守るゲームをしないか」
  平凡な日常に飽き飽きしていた子どもたちは、
  彼、ココペリのゲームにのることにするが・・・。

Open↓

[ポイント]
 ジアースと命名されたロボットに搭乗し、
 「ぼくらの世界」を守るために闘う子どもたち。
 闘っている相手は・・・?

[内容と登場人物]
 読んだ方が早いです。しかもちょっと複雑なのでパス(オイ

[感想]
 エヴァ系かしらん思って読み始めちゃいそうな漫画です。
 実際、手に取って読んだわたしは、
 「エヴァ13歳バージョンね」と一巻の途中まで思ってました。

 いやあ・・・重かった・・・>(´<_`  )

 自分の世界を守るために闘っている。
 闘っている相手は・・・?
 そう。闘っている相手も「自分の世界」を守るために闘っている。
 もう救いようがないです。
 ぼくらの世界は、この地球で。
 この地球上に自分の生活場所や居場所があって。
 そこで築いてきた人間関係。生きていた証。
 それらを背負いながら闘わなきゃいけないのだけど・・・。
 闘っている相手も、きっと同じ。同じ血の通った人間。
 別の世界。自分の世界。
 これは・・・どかんと大人買いして読むと鬱になりそうです。
 ちょこちょこわけて読むのがオススメです。ハイ。

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[2008.01.10(Thu) 00:00] BOOK(漫画)TB(0) | COM(0) see▼
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